.FUJIKO's SCRAPBOOK-Last Updated: 4.30.01 (Currently closed).


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新作へGo!
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2003年 8月 6日

いよいよカリフォルニアへ、引っ越します。
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皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか?
夏も半ばに入り、こちらは既に新学期用の文房具のセールが始まりました。
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マディソンでの日々も後10日を切り、渡米以来10年間お世話になって来た
このミッドウエストをいよいよ離れる時が来ました。
お世話になった皆様に感謝感謝であります。8月末迄には、新天地
カリフォルニア州のサンディエゴ市への引っ越しもすませ、快晴の空の下、
ビーチをジョギングしていたりするかもしれません。(運動不足なもので。)
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さて、このホームページは引っ越しの為に、突然消えるかもしれませんが、
落ち着きましたらまた立ち上げますので宜しくお願い致します。
Woman Made Galleryで登録してあるサイトは、そのまま御覧になれます。
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アートエクスチェンジのページへ ウィスコンシンー埼玉芸術交換プログラム 2003年10月
昨年10月始めの一週間、「ウィスコンシンー埼玉芸術交換プログラム2002」
による埼玉県立近代美術館、東京山王の富岡美術館、そして銀座の井上画廊にて、
50名近くによる日米合同展覧会と文化/芸術交流プログラムに参加してきました。
(期間中、埼玉県の画家高岸氏のお宅にホームステイをさせて頂きました。)
航空券の手配から作品の輸送手続き関係まで、幅広くウィスコンシン側役員の
お手伝いをさせて頂きながら、国際芸術交換プログラムについての様々なことを
大いに学び込む事が出来ました。このプログラムは大成功を納め、ハイライトの
埼玉近代美術館で行われた、アメリカ人作家9人によるデモンストレーションには、
当日200人以上の入場があったということです。日本の芸術家の皆様には、
本当に大変お世話になりました。各作家の持ち味や意気込み、生き方等、
普段では知り得る事の余り出来ない様々な面を拝見することができました。
この国際交換プログラムの特色の一つは、両国共々、海外留学を通常希望する若者
でもない熟練した大人の作家達が、海を越えて、美術の世界を媒体に言葉も上手く
通じない相手同士で大規模な合同展覧を開き、大人同士でホームステイを一週間し合う
というところではないかと思います。私はアメリカ側の参加者の中では年代がひとまわり
若く、日本育ちということで更に違った面での苦労はあったものの、バイリンガルアーチスト
としてこれだけ今回のイベントを満喫しきれたのは、私が一番に違いない!と、思わず
自負したくなる程に、本当に素晴らしい体験をさせて頂いて参りました。
アメリカから見た日本を体験できた素晴らしいこの機会を生かし、
これからの作品をさらに深めて行けたらと思っております。
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 更新記録
08/06/03 ...追加ページ:SIGNS
07/19/03 ...追加ページ:Gallery 2002-2003
12/08/02 ...追加写真:Solo Show, West Bend Art Museum,  Demonstration,
02/12/03 ...追加ページ:Various Exhibition Photos
12/08/02 ...追加ページ:Demonstration at the Olbrich Garden
02/05/03 ...追加ページ:Demonstration at the Olbrich Botanical Garden
12/08/02 ...追加ページ:images
12/08/02 ...追加ページ:Japan Art Exchange in Japanese
12/08/02 ...写真追加:Japan Art Exchange
11/24/02 ...追加ページ:Japan Art Exchange, 更新: Link, Exhibition List
02/13/02 ...文章追加(English):Madison Top 50, Chicago Gallery News,
02/13/02 ...Sesquicentennial Alumni Exhibition
02/10/02 ...展覧会の写真追加:Pulcheria Arte, UW-Marshfield, WI Artists Biennial  
02/10/02 ..  .UW-Whitewater, taking slides, DM Postcards
02/08/02 ...文章追加(English):Milwaukee Journal, Weekend WPBS
02/08 /02 ...Online Gallery, Exhibition List
01/02/02 ...サイトの引っ越し完了!
12/06/01 ..「チャーターコミュニケーションズ」のURLに、サイトの引っ越し開始。

11/06/01 ...Award List
09/19/01 ...文章追加(English);Promega Exhibition, AAI Exhibition, Exhibition List
09/03/01 ...その他, Exhibition List
07/29/01 ...文章追加(English); Juror's Statement - WMG Show, Edition of my print.
07/29/01 ...油絵画像 Autumn Collage, Exhibition List
02/14/01 ...個展の記事(English); Capital Times, ISTHMUS.
02/14/01 ...Wisconsin Academy Gallery Publicity
01/13/01 ...個展の写真; Wisconsin Academy Gallery
01/13/01 ...Wisconsin Academy Gallery レセプション, Publicity, New Images
01/10/01 ...展覧会の写真: Promega GalleryMadisonCitiARTSSOHO20
01/10/01 ...個人レッスンの写真, ラジオ生放送のインタビュー関係の写真, Artist Statement の更新

作品について

私の作品は、言葉のみで説明するのは結構難しく、インタ−ネット上ですら実際の大きさはもとより、作品のテクスチャーや色合いも実物とは異なった風に表示されてしまいがちです。百聞は一見にしかずなのですが、実際に作品を観て頂いた後にもよく受ける質問等に関して、ここでまとめて説明させて頂きたいと思います。

先ず、私はコンセプトを中心に作品を手掛けていますが、アイディアだけでの勝負に終わらず、手を後から入れる部分は成るべく丁寧に作業をし、作品自体も実際に見て美しいと思えるものとして仕上がるよう心掛けています。分野にしますと、Hand Modified Mono Print(画像を印刷した後に、一作品ずつ手作業がかなり加えられる為に、一点モノのモノプリントとしての扱い)といったカテゴリーに入る版画作品なので、エディション(Edition)を制作しても、普通の版画の様には沢山は同じものを作る事は出来ません。また、同じ図柄でも手作業が加わる為に(箔を押すにしても)一つ一つのエディションの仕上がりは少しづつ違って来ます。ですから、「版画=同じ作品が何枚も一度に作られる」だけではなく、私は作品一つ一つを最後迄出来る限り丁寧に仕上げるよう毎回努力しています。

作品の制作過程ですが、まずフォトショップなどのコンピュータープログラムで図柄を構成します。出来上がった画像を、次に厚めの水彩紙にインクジェットプリんたーで印刷をします。その後は、箔を押し、仕上げに細部の色調整やデティールなどを墨、水彩、ガッシュ、アクリル絵の具、色鉛筆等で入念に施します。箔を押す作業には、主に洋金箔を使用しています。(他には純金、銀、アルミ、銅等も使います。)洋金箔は主成分が銅な為に、その性質を生かし、食酢や薬品での酸化現象等によって表面の表情を変える事が出来ます。膠などの代わりに、近代に作り上げられた化学製ノリを刷毛で画面に塗り、その上に箔を押してゆきます。ですから、刷毛跡が箔の表面に見えかくれすることもあり、金泥絵の具を使用しているのかと尋ねられる事もたまにあります。よく表面を観察しますと、一枚一枚ほぼ正方形の箔の跡が見えて来ます。

いくつかの作品上使用されている私の顔写真は、作品の図柄が決まってからポ−ズをとり、デジタルカメラで撮影しています。その画像をフォトショップで適度に修正し、作品の図柄に組み込みます。

コピーライトについてですが、アメリカのアーチスト達は、とても頻繁にコピーライトのある画像を自分達の芸術作品の中に使用しています。平たく言えば、誰もがやっていることなのです。ただ特に私は、原作者に経済的なダメージを与えない、否定的でない使用の仕方をいつも心掛けています。(例えば、某エンターテイメント会社は、子供に夢を「売る」金儲け主義の悪徳会社だと、芸術を通して社会批評をしたとします。その会社の知名度のあるキャラクターを作品上に悪魔として表現をし、その作品を世間に発表した結果、一般の人々がその作品のアイディアに影響を受け、某エンターテイメント会社に嫌悪感を抱き、そこの映画、テレビ、ビデオ観賞をやめ、キャラクターグッズも買わなくなったりするような社会現象が起きる等。)私は特に基本的な作品に対する自分の姿勢そして思想を示すために、それぞれアメリカと日本で知名度のあるライオンのキャラクター達と狩野永徳の国宝である獅子図を組み合わせた作品を制作しました。しかし法律自体の違う日本では、その規定をつねに尊重して行きたいと思っています。そしてもう一つ大切に思っている事は、知名度のある画像を使用する場合には、その他の構成要素とのバランスを考え、あくまでも構成要素の一部として平等に扱われるよう、心掛けています。

基本的に芸術世界、西洋美術史では特に、先人のアイディアや作品を元に新たに自分のアイディアを表現する方法は、遥か昔から行われてきました。それは、知名度のある画像使用行為を元にして金儲けをしようと海賊版を作り売り捌く行為とは大いに異なっています。私の作風は、芸術界にいつの世も存在するカテゴリー「パロディ」の分野に属します。私はそれら知名度のある画像を「アメリカン・アイコン=アメリカ文化の象徴」(もしくは、日本文化の象徴)として、作品の構成材料の一要素として取り扱っているに過ぎません。60年代には、「ポップア−ト」という新たな分野が、アメリカのアンディー・ウォーホールなどによって開拓されました。ウォーホールはミッキーマウスを始め、コカコーラ、キャンベルスープ、有名人の肖像等の知名度の高い画像を利用した数々の量生産版画作品を発表しました。彼が芸術作品に利用したように、大衆文化の象徴としての「画像」は、いわばその時代を表現する一つの「ことば」であり、自分の意見を述べる際に必要であれば用いられる言葉(流行語)イコール一般公共物としての扱いに代わりないのではないかと私は考えます。或いは、今の時代のこの場所のここの一角の風景を元に、絵画/写真等の芸術作品を発表したいのだが、と、その風景を構成する建造物の現存する建築家そして所有者の全てに、承諾をいちいち求めることがないのと一緒であると思います。いろいろな要素が合わさって作られ醸し出されているその街の一角の様子や雰囲気更に深い何かを、芸術作品を通して表現するのと同じように、私は知名度のある画像を社会文化歴史現象の象徴としてとらえ、私独自の社会批判や個人の思想の表現を社会に芸術作品という形を通して提示する方法/材料の一つとして用いているということなのでありす。

東西南北世界全体の情報文化が入り乱れる今の世の中に於いて、移民の歴史が色濃い国アメリカに於いて、そして私個人の人生体験に於いて、「様々な文化、習慣、思想、歴史、社会要素などが交わる中で我々は生き続けている」、この事実を通しての平和への祈りを私は芸術作品に於いて表現してゆけたらと思っています。 人と人とのつながりを大切に、隣人愛、社会平和、そして世界平和に続く、希望、知恵、そして愛といった、地球上の個人個人そして、日々の生活に大切なモノを私は作品を通して見る人々の心の奥底の潜在意識に訴えられたらと、贅沢にも思っていたりもするのです。

2003年8月